パワーハラスメント予防研修

ワーハラスメント予防研修を実施

2020年1月28日 川崎市の「カルッツかわさき」大会議室にて
川崎南法人会 会員様向けに「パワーハラスメント予防研修」を実施しました。

修の内容

前半は、パワハラの基本的な知識を身に付けてもらうために

・受講者がイメージするパワハラ
・職場のパワーハラスメントの現状
・なぜパワハラが起きると問題なのか?影響
・パワハラの定義
・行為類型

といった内容について
グループワーク形式で学んでいただきました。

後半は、職場でのコミュニケーションの取り方を中心に

・なぜパワハラが起きてしまうのか
・働き方と教え方、考え方の今と昔
・変えられるものと変えられないもの
・相手とのかかわり方
・パワハラの火種
・管理職に求められるコミュニケーション
・部下に求められるコミュニケーション

といった内容について
グループワーク形式で学んでいただきました。

最後に事例検討を行って終了です。

ワハラ予防研修で伝えたいこと

パワハラ予防研修というと、
「パワハラとはこういうものだ」というパワハラの定義を説明する講義型の研修(今回の研修でいえば前半の部分)
で終わるケースが多いですが、
これで終わってしまっては、残念ながらパワハラはなくならないでしょう。

もちろん正しい知識を得て、従業員全員が共通の基準を持つことは大事です。パワハラの予防の第1歩としては必要です。
ただしパワハラが起こる原因は、コミュニケーショントラブルです。

いわゆる6つの行為類型(身体的な攻撃、精神的な攻撃、過大な要求、人間関係からの切り離し、個の侵害、過小な要求)に該当しなければOKということではなく、
上司や部下が「正しいコミュニケーションを取れているか」が重要です。

行動で区切ることは無意味です。

したがって、コミュニケーションを主体とした研修やホウレンソウ研修に力を入れたほうがパワハラ予防となるでしょう。

2020年6月よりパワーハラスメント対策が企業の義務となります。(中小企業は令和4年3月31日まで努力義務)
パワーハラスメントに関する事業主の責務について、
「事業主は、パワーハラスメントは行ってはならないこと等に対する労働者の関心と理解を深めることや、他の労働者に対する言動に必要な注意を払うよう、研修の実施その他の必要な配慮等をするように努めなければならない。 」とされております。

今後パワハラの社内研修を実施する企業も多いかと思います。

その際は、パワハラの定義を説明する内容だけでなく、
同時にコミュニケーション研修も実施していただきたと思います。

投稿者プロフィール

志田 淳
志田 淳研修講師・社会保険労務士
「企業はヒトが作る」
「人材の定着には組織風土の活性化は欠かせない」
そして
「楽しく仕事をする人材が増えれば、会社の業績は伸び、離職率は低下する」
という考えから、「楽しみながらきちんと学べる」ユニークな社内研修を実施。その内容からリピートが多いのも特徴。
役所、民間企業で多くの研修実績あり。

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